2005-04-29 ◆三菱、肥料工場の二酸化炭素回収装置受注 【ニューデリー】三菱重工業は三菱商事と共同でIndian Farmers Fertiliser Cooperative (Iffco)のために、ウッタルプラデシュ州Aonlaと同州Phulpurの工場に二酸化炭素の回収施設を設ける契約を獲得した。 ビジネス・スタンダードが4月27日報じたところによると、回収装置は各日産450トンのキャパシティーを備える。 肥料工場の原料をガスやナフサから液化天然ガス(LNG)に転換した際には、一般に二酸化炭素の不足を生じる。二酸化炭素回収装置は、尿素の生産レベルの維持に寄与するだけでなく、一層の生産拡大を可能にする。Iffcoはこれによりアンモニア/尿素プラントの生産能力を拡張し、エネルギー消費を削減できる。 現在二酸化炭素回収技術を保持するのは世界的に三菱重工業、Fluor Daniel、ABBの3社のみ。三菱重工業はIffcoにプロセス・ライセンサーとして直接技術を供与する。肥料工場はTecnimont ICB, Indiaにより、向こう2年内に建設される。 二酸化炭素はメタノール製造施設や炭酸飲料の生産、原油生産基地における二酸化炭素注入法等にも利用できる。加えて回収装置の設置により大気中の二酸化炭素削減を定めた京都議定書の主旨にも準じることになると言う。