2005-05-09 ◆政府、日韓向け鉄鉱石の長期輸出契約の更新決定 【ニューデリー】インド政府は鉄分64%以上の高品質な鉄鉱石を向こう5年間にわたり引き続き日本と韓国に輸出することになる長期輸出契約の更新を認める方針を決めた。 インディアン・エクスプレスが5月6日伝えたところによると、このことは鉄鉱石の輸出を直ちに制限する考えが政府にはないことを暗示している。しかしながら鉄鉱石輸出契約の更新は、日韓両国のインドに対する投資と鉱山技術の移転にリンクされる見通しだ。 日韓両国に対する鉄鉱石の長期輸出契約は2006年3月31日に期限が切れる。政府筋によると、商工省と鉄鋼省は、鉄鉱石輸出契約更新のコンセプト・ペーパーに最終段階の調整を加えている。長期契約の下、日韓両国へ輸出される鉄鉱石の品質は事前に取り決められるが、価格については年間ベースの交渉を通じ調整される。鉄鉱石の品質は既存の契約レベルに維持されるものと見られる。最近合意された2005-06年の価格はトン当たり50米ドルと、これまでの価格を71.5%上回った。輸出は政府系のMinerals and Metals Trading Corporation Ltd(MMTC)が引き受ける。 政府幹部によると、鉄鉱石の国際価格は高水準にあり、国内には粉鉱(fine form)を消費する十分なキャパシティーが存在しない。輸出は、国内需要を優先する慎重な配慮の下に決定されており、国内供給に問題は生じない。 政府は、近く中国とも、高品質鉄鉱石の来年度分の輸出契約交渉を開始する。中国との契約は年間ベースで、しばしばスポット価格が基準にされている。 インドの2004-05年の鉄鉱石輸出は8000万トンをマーク、2004年4月から2005年2月の輸出額は2億6150万米ドルに達した。中国だけで2004-05年を通じてインドから6000万トンの鉄鉱石を輸入した。輸出量の約70%は包括輸入許可(open general licence)制度下の鉄分含有率64%未満の鉄鉱石で占められており、塊鉱(Lump)から成る鉄分含有率64%以上のものは、MMTCを通じて輸出された。また鉄分含有率64%以上の粉鉱の輸出はライセンス制で、最近政府は14社にその種のライセンスを発行したと言う。