2005-05-16 ◆エアコン販売、今年は25%成長も 【コルカタ】水銀柱の上昇とともにエアコン販売も増勢を辿り、既に熱気を帯びているが、サマー・シーズンのピークはまだ到来していない。 エコノミック・タイムズが5月13日伝えたところによると、3-4月のエアコン販売が15-20%の成長を見る中で、付加価値税(VAT)導入の打撃を受けた耐久消費財メーカーの顔に明るさが戻り、今や通年で25%の成長を期待している。この種の成長は洗濯機や冷蔵庫等、他の耐久消費財カテゴリーの予想成長率を遙かに上回る。 業界筋によると、これは主に、ウィンドー・エアコンとの価格差が縮まったスプリット・エアコンの販売急増に伴うもの。Electrolux KelvinatorのAjay Kapila副社長(セールス&マーケッティング)によると、2万ルピー(US$US$459)を割り込んだスプリット・エアコンの販売は40%近い成長を見ており、ウィンドー・エアコンの15%の伸びを遙かに上回る。 全般に6-8%の値下がりは見られるものの、メーカーは、インプット・コストの上昇も有って、今のところ目立った値下げを行っていない。 LG Electronics IndiaのAjay Bajaj製品主任によると、スプリット・エアコンとウィンドー・エアコンの価格差はこれ以前の1万ルピーから今年は6000ルピーに縮小している。 Samsung India ElectronicsのRavinder Zutshi重役(副MD補)は、「今年4月だけで、昨年通年と同レベルのスプリット・エアコンを販売した。エアコン販売全体の伸びは65%、東部地区に限っては80%に達している。通年では2倍以上の販売が期待できる」と語った。 アナリストらは、スプリット・エアコンの販売量が、3年内にウィンドー・エアコンと肩を並べると予想している。Kapila氏によると、世界的にスプリット・エアコンはエアコン販売全体の70%を占めるが、インドでは30%に過ぎない。しかしインドでも4-5年内に世界市場の動向と同じ現象が目にされるものと見られる。 Electroluxは昨年末スプリット・エアコンを発売したが、今年に入って以来、HaierやHyundai等の新参プレーヤーがその製品をインド市場に紹介している。Hyundai Electronics IndiaのPavan Bhargava重役(COO)によると、同社は既に在庫不足に直面していると言う。 市場観測筋によると、LGは目下のところエアコン市場の40%のシェアを占めているが、同社のシェアは今年大幅な縮小を強いられるものと見られる。大部分の新参プレーヤーは豊富なディーラー・マージンをオファーし、販促に努めており、取り分けSamsungはアグレッシブな価格戦略を採用していると言う。