2005-05-27 ◆二輪車メーカーの収益率下降 【ニューデリー】インドの二輪車メーカー・トップ2社Hero Honda Motors Ltd(HHML)とBajaj Auto Ltd(BAL)の合計モーターサイクル販売はほぼ33%の成長を遂げ、売上額も25%の伸びを見たものの、税引き利益の伸び率は7.5%にとどまった。 エコノミック・タイムズが5月21日報じたところによると、両社は何れも競争力を武器に売上を伸ばしたが、業界成長率の2倍の成長を誇るBALは、収益率下降の最大の打撃を受けた。BALのモーターサイクル販売は昨年42%の成長を見、純売上も21%拡大したが、純益の伸びは4%に過ぎなかった。そしてこうした純益の伸びも15%の成長を遂げたその他の収入、取り分け10倍以上の拡大を見た保険ビジネスに依存している。 これに対してHHMLのパフォーマンスは比較的良好で、モーターサイクル販売の伸びは27%、売上の伸びは30%前後で、純益も10%の穏やかな成長を実現した。 とは言えHHMLとBALの2005会計年度の営業マージン(operating margins)は、共に前年に比べ2~3%ポイント下降、純益マージン(net profit margins)も同様に下降線を辿った。両社の税引き利益はともに過去最高を記録したものの、純益の売上に対する比率は、HHMLの場合前年の12.47%から10.92%に、BALのそれは13.36%から11.39%に、それぞれ縮小した。 BALの収益性は、ハイ・マージン製品とされて来た三輪車販売の3%の落ち込みにより、一層影響を受けた。競争過熱に加え、州政府が乗用三輪車販売に上限を設けたことが、国内最大の三輪車メーカーに深刻な影響を及ぼした。また実行税率(effective rate of tax)が前年の24%から29%に拡大したことも、税引き利益及び税引き収益性に影響を及ぼした。