2005-06-01 ◆肥料協同組合Iffco、US$10億設備投資計画発表 【ニューデリー】世界最大の肥料協同組合、Indian Farmers Fertiliser Cooperative Ltd (Iffco)は、肥料生産を拡大し、アンモニア/尿素プラントのエネルギー消費を削減するため向こう4年間に約10億米ドルを投資する。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが5月31日伝えたところによると、IffcoのU.S. Awasthi重役(MD)は30日記者会見し、以上の計画を語った。それによると、以上の投資額中約2700クロー(US$6.2億)は国内に、約1700クロー(US$3.9億)はエジプトに投じられる。また燐酸二アンモニウム(DAP)/窒素・燐・カリ生産の後方統合化に8億米ドル、省エネ及び尿素生産の拡張に2億米ドルが投資される。 こうした投資の目的は、肥料価格統制の撤廃に備え、国際水準にマッチした生産コストを実現することにある。燐灰岩のソーシングや、燐酸/DAPの製造に投資するとともに、尿素の年産能力を現在の610万トンから860万トンに拡大する。 Iffcoは、現地パートナー、El Nasr Mining Company (ENMC)との75:25の合弁で、エジプトに年産50万トンの燐酸塩製造施設を設ける。ENMCは同合弁事業に年間200万トンの燐灰岩を供給、Iffcoは生産された製品を全量買い取る。 Iffcoはグジャラート州Kutchに建設する年産50万トンの燐酸塩製造施設の原料を確保する狙いから、別に200万トンの燐灰岩を生産する交渉をENMCと進めている。 これら2つの燐酸塩工場で生産される年間100万トンの燐酸塩は、グジャラート州Kandlaに建設する年産180万トンのDAP工場の原料として用いられる。 Iffcoはまた年産50万トンの新尿素プラントも設ける計画で、同プラントの製造能力はデ・ボトルネッキングを通じてさらに拡張される。同プラントの尿素製造コストはトン当たり5000ルピーと、国内の業界平均9000ルピーを遙かに下回る。尿素生産コストの引き下げは、DAP生産コストの引き下げにもつながる。 Iffcoは以上の一連の投資計画の実行に際して、2:1の負債/自己資本比率を維持する。即ち約6億7000万米ドルを借り入れで、3億3000万米ドルを自己資本で賄う。金融アレンジは今会計年度中に完了し、プロジェクトも4年内に完成、2009年第1四半期の商業生産を目指す。 Iffcoは2004-05年に純益320クロー(US$7350万)、売上7224クロー(US$16.59億)を計上した。前年の純益は330クロー(US$7579万)、売上は5920クロー(US$13.60億)だった。減益の主因は、輸入した尿素を、輸入価格を下回る価格で販売したためで、また尿素供給量は目標を20%上回ったと言う。