2005-06-03 ◆鉄鋼会社、国際市況軟化で値下げ 【コルカタ】国営Steel Authority of India (SAIL)や民間のIspat Industries Ltd(IIL)、Essar Steel Ltd(ESL)等は、国際鉄鋼市況が軟化する中で値引きや値下げを通じ、トン当たり価格を2000ルピーほど下方修正した。 エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが6月2日報じたところによると、SAILは1日品目や地域によりトン当たり500~2000ルピーの値引きを行ったが、同社筋は「調整に過ぎず、表示価格(listed price)は変更していない」と語った。 今年4月1日に改正されたトン当たり表示価格は2.5~3.15mmのHRコイルの場合2万6600ルピー前後、建設業界で広く用いられるTMTバーは2万4200ルピー前後となっている。 IILやESL等の民間総合鉄鋼メーカーはSAILの動きを注視しており、その実これら2社は、これ以前に工場出荷価格を引き下げている。 IILは全ての等級の熱間圧延(HR)コイル価格をトン当たり2000ルピー引き下げた。ESL筋も、国際市場の動向に応じ、価格を7~8%下方修正したことを確認した。 国際鉄鋼価格は過去数ヶ月間にトン当たり100米ドルほど値下がりし、これに伴い4月と5月の鉄鋼製品輸入が急増した。このため国内鉄鋼価格への影響が予想されていた。 間近に迫ったモンスーン・シーズン(6-9月)も値下がりの要因と見なされている。雨期には建設活動が鈍化するため。こうした状況は今年第3四半期に改善するものと予想されている。 ザ・ヒンドゥーが2日伝えたところによると、Tata Iron & Steel Company Ltd(Tisco)スポークスパースンは、「我が社は、今のところ如何なる値下げも決めていない」と語った。