2005-06-08 ◆インド鉄鋼産業も生産削減? 【ムンバイ】インド鉄鋼産業も、Arcelor/Mittal Steel/ThyssenKrupp等の多国籍鉄鋼メジャー同様、国内価格を維持するため、生産を削減する可能性が予想されている。 エコノミック・タイムズが6月6日伝えたところによると、国際鉄鋼業界は、今会計年度中に5000万トンほど生産を削減、過剰在庫の一掃を図るものと見られる。 今のところ国内鉄鋼メーカーは生産削減計画を発表していないが、市場アナリストらは、生産を削減して価格維持を図るのは、鉄鋼産業の常套手段と指摘する。国内鉄鋼メーカーは、国際市場の動向に倣い6月1日にトン当たり2000ルピーほど値下げした。国際市場及び国内市場における鉄鋼価格下降の主因は、主要市場における在庫水準の上昇と見られている。しかし地元主要鉄鋼メーカーは、何れも「目下のところ生産削減は計画していない」と述べている。 Ispat Industries幹部は「値下げで損失を被った訳ではなく、生産削減を云々するのは時期尚早。原料コストの下降も予想されるため、製品値下げに伴うマージンの下降は有る程度相殺できる」と述べ、Essar Steel幹部も「生産削減は考えていない」と語った。 業界観測筋によると、欧米鉄鋼メーカーの生産削減に、日本メーカーも追随する見通しで、世界鉄鋼産業の今年の生産目標は4~5%、およそ5000万トンほど下方修正されるはずと言う。