2005-06-08 ◆多国籍小売りジャイアンツ、インド市場に注目 【ロンドン】インド政府が小売り産業に対する外国直接投資(FDI)規制を解除する可能性を示唆したことから、Wal-Mart、Carrefour、Tesco等の多国籍小売り大手が、潜在規模2800億米ドルと見積もられるインド小売り市場に熱い視線を注いでいる。 インディアン・エクスプレスが6月6日、Sunday Telegraphの記事を引用して伝えたところによると、Manmohan Singh首相は、ウォールマートのJohn Menzer社長(国際部)と会談後、小売市場に対するFDI規制を解除する可能性を示唆した。ウォールマート筋によると、Menzer社長は当時初歩的調査団(preliminary fact-finding delegation)を率いてインドを訪れた。 観測筋によると、ウォールマートは1999年に同様の代表団を英国に派遣、Tony Blair首相と会見したが、その3ヶ月後には、67億ユーロで英国の小売りチェーンAsdaを買収した。この点からも今回のウォールマート代表団のインド訪問の意味するところは大きい。 ウォールマート、フランスのCarrefour、英国のTesco等は目下中国で積極的な活動を展開しており、同様に10億の人口を擁するインド市場に注目している。人口の3分の1が都市に居住、およそ3億人の中流クラスの可処分所得は1999~2003年の間に年率20%の成長を遂げた。Menzer代表団にも加わったウォールマートのBeth Keck取締役(国際部門)は「インドは広大でファンタスティックなマーケット」と述べている。