2005-06-15 ◆バイク会社、値引き商法に見直し 【ニューデリー】去る3月期四半期にマージン・クランチを経験したモーターサイクル各社は、ボトムラインの防衛に乗り出し、値下げ競争は下火になりつつある。 エコノミック・タイムズが6月13日報じたところによると、YamahaやLMLは引き続きディスカウントをオファーしているが、Hero Honda Motors Ltd(HHML)やBajaj Auto Ltd(BAL)等のボリューム・メーカーは、トップラインの成長のためにボトムラインを犠牲にする戦術を放棄、新製品や変形モデルの投入を通じて売上の拡大を図る構えだ。 オート・アナリストらによると、マーケット・リーダー、HHMLは最近、Splendor PlusとCD-Dawnを除く全てのモデルの価格を上方修正し、こうした潮流の戦陣を務めた。同社の製品ポートフォリオに関しては、最早直接にも間接にもディスカウントはオファーされていない。その代わりHHMLは、より低燃費・高出力な125cc新モデル、Super Splendorを発売、BALのDiscoverに対抗するとともに、Ambitionに替えて、CD Dawnの新バージョン、CD Deluxeを発売、Bajaj CT100に対抗している。HHMLは今年内に4~5種類の新モデルや変形モデルを発売する計画だ。 HHMLのPawan Kant Munjal重役によると、2005会計年度には二輪車メーカー全てのマージンが下方圧力を受けたが、今年もこうした状況が持続する。同社はトップラインとボトムライン双方の成長に注目しており、ディスカウントは止め、新製品の紹介に努める。Super Splendorの月間販売台数は既に4万5000台に達しており、Splendorを上回るヒット作になる見通しだ。 BALも新モデル戦略にシフトしており、180ccのクルーザー・バイク、Avenger DTS-iを6万ルピーで発売した。これは姉妹製品Eliminatorの6万9000ルピーを遙かに下回る。この他、DiscoverとPulsarの変形モデルも準備中だ。ディーラー段階におけるディスカウントも停止し、代わって500ルピー相当の無料保険をオファーしている。 国内第3の二輪車メーカー、TVS Motor Company Ltd(TVSMC)は、エントリー・レベル・バイク、Star及びCentraの新バージョンを発売するとともに、ディスカウントに代え、やはり無料保険と500-700ルピー相当のアクセサリーを提供している。 とは言えYamahaとLMLは依然、大幅なディスカウントをオファーしている。YamahaはCrux及びLiberoの購入者に約2000ルピーの値引きもしくは無料アクセサリーのオプションを提供している。LMLは1500~2000ルピーのキャッシュ・ディスカウントを提供している。しかしYamahaも、最近125CCFazerの変形モデル、Fazer DXとFazer LXを発売、次期会計年度には5~6種類の新モデルを投入する計画だ。