2005-06-24 ◆雨期の遅れが乗用車販売に影響 【ニューデリー】モンスーン到来の遅れが乗用車両(passenger vehicle)の販売に影響を及ぼし、取り分けDelhiやMumbai等の重要市場ではディーラーの在庫レベルが通常の2週間分から4週間分に急増している。 ビジネス・スタンダードが6月22日報じたところによると、デリーで複数のブランド及びモデルの販売を手がけるディーラー筋は、「例年、雨期前にはスランプが生じるが、今年はかつてなく深刻」と語る。デリーでHyundai/Toyota/Ford製品の販売を手がけるAshok Sachdev氏は、「在庫レベルは4週間分に達しており、昨年同期の2週間分を上回っている」と語った。 ディーラーらによると、在庫水準は今後4~6週間内に改善するものと見られるが、9月の祝日シーズンまでは売上の顕著な増加は望めない。 ディーラー・レベルで在庫が山積みされていると言うことは、第1四半期のディーラー・レベルの販売が芳しくなかったことを示している。自動車販売業者協会連盟(FADA:Federation of Automobile Dealers Association)のJayendra Kachalia会頭は「例年、モンスーン前の自動車販売は低調で、これまでのところ6月の販売は低水準だが、月末には多少回復するものと見られる。第1四半期を通じた販売は比較的良好な水準が実現できるだろう」と語った。 インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の月間報告によれば、今会計年度の最初の2ヶ月の乗用車両販売は17万1194台と、前年同期比13%の成長を記録した。しかし二輪車販売の22%の成長や自動車販売全体の20%の伸びを下回った。 市場観測筋によると、Hyundai SantroやMaruti 800の値下げで、他のブランドやモデルも値下げされるとの期待感が高まり、少なからぬバイヤーが購入を繰り延べた可能性がある。Toyota Kirloskarのスポークスパースンによると、主要な乗用車市場では都市化が進んでいるが、乗用車販売は、農村部の購買力を左右するモンスーンと依然密接な関係を維持していると言う。