2005-06-27 ◆4月の肥料生産、目標下回る、供給不足も 【ニューデリー】農業部門は、雨期の遅れに続き、カリフ(kharif:初冬収穫作物)シーズンの肥料不足の不安に直面している。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月26日報じたところによると、肥料省は2005年4月の肥料生産が目標を下回ったとの暫定数字を明らかにした。それによると4月の尿素生産量は139万8000トン(153万2000トン)、燐酸二アンモニウム(DAP:diammonium phosphate)は28万2000トン(40万7000トン)と、何れも目標値(括弧内数字)を下回った。 ウッタルプラデシュ州Kanpurを拠点にするDuncan Industriesが経営難から操業を停止したことと、Brahmaputra Valley Fertiliser Corporation Ltdのアッサム州Namrupにおける第3工場の建設の遅れが、目標を下回った主因とされる。この他、Indian Farmers' Fertiliser Cooperative (IFFCO)のPhulpkur第1工場、National Fertiliser Corporation Ltd (NFCL)のKakinada工場、Tata Chemicals、Oswal Chemicals and Fertiliser LtdのShahajanpur工場等が技術的問題や機械設備の不具合から生産目標を達成できなかった。 DAPに関しては大部分の工場が原料供給の不足から50%以下の稼働率を強いられた。 肥料省によれば、尿素は在庫の放出を通じ、DAPは輸入により、供給を維持できるため、不足は生じないと言う。しかしインド肥料協会(FAI:Fertiliser Association of India)は、一部の州では深刻な供給不足が生じると見通している。一部の肥料会社は各州の首席大臣からDAPと尿素を大至急出荷するよう要請を受けたとされる。 今年4月の尿素の目標出荷量は94万トンだったが、実際の出荷量は130万10000トンに達した。このためカリフ・シーズンの尿素供給量は4月末時点で238万2000トンに達した。DAPのそれは83万トン、塩化カリウム(MOP)は77万1000トンだった。