2005-07-04 ◆昨年の経済成長率6.9%に鈍化 【ニューデリー】インドの2005年3月期年度の国内総生産(GDP)成長率は、農業生産の不振に祟られ、前年の8.5%を下回る6.9%にとどまった。 エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが7月1/2日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し報じたところによると、国内経済のほぼ4分の1を占める農業部門の成長は、モンスーンの不順から1.1%にとどまり、前年の9.6%を大きく下回った。しかし製造業部門は9.2%、貿易/ホテル/運輸/通信部門は11.4%(11.8%)、金融/保険/小売り/ビジネス・サービス部門は7.1%(7.1%)の伸びを記録した(括弧内は前年の成長率)。国民1人当たりの所得は名目ベースで1万2416ルピー(US$285)と、前年比5.2%アップした。 一方、昨年第4四半期のGDP成長率は、第3四半期の6.2%から7.0%に加速した。これは製造業の9.2%の伸びに牽引されたもので、農業部門の成長も第3四半期の-0.5%から+1.8%に改善した。ちなみにCSOの以上の発表は暫定数値で、しばしば大蔵省により修正される。 Manmohan Singh首相は、先週月曜に催された国家開発委員会(NDC:National Development Council)会議の席上、2007年に終了する第10次五カ年計画期間の8.1%のGDP成長目標が達成不能になったことを認めるとともに、電力供給や灌漑施設の補強を通じ、農業部門に対する支援を強化するよう指示した。