2005-08-08 ◆作柄見通し、7月の降雨で改善 【ニューデリー】カリフ(kharif:初冬収穫作物)作物栽培地域の少なからぬ品種の作柄が、7月の良好な降雨で改善した。 インディアン・エクスプレスが8月6日報じたところによると、モンスーンの最初の月、6月の降雨量は全国的に少なく、乾燥状態が続いていたが、6月27日以降、各地で良好な降雨が見られた。その結果、綿花、トウモロコシを除く大粒穀類、サトウキビ、ジュートの作柄は、昨年同期に比べ改善した。水稲、脂肪種子、豆類の作柄も今後改善するものと見られる。 観測筋は、8月にも良好な降雨が続くなら、農業部門の見通しは一層明るさを増すと見ている。しかしマハラシュトラ州、カルナタカ州、マドヤプラデシュ州、オリッサ州、アッサム州、ビハール州、ウッタルプラデシュ州、グジャラート州では、前例のない豪雨で洪水が発生、被害が生じている。しかし政府は状況は依然、制御下にあるとしている。 政府発表によれば、今のところ重度の洪水(high flood)は生じておらず、アッサム州Dibrugarh県のブラマプトラ川流域に唯一中度の洪水(moderate flood)が、その他の16地域に軽度の洪水(low flood)が生じているに過ぎない。またアッサム州とビハール州の洪水は豪雨によるものではなく、ヒマラヤの河川が増水したためである。 国内の76の主要貯水池の貯水量は満水時の63%と、過去10年間の平均に比べ126%の水準にある。7月29日時点で前年同期の貯水量を283億5000万立米上回った。8月3日までの全国の累積降雨量は506.4mmと、例年の平均を5%上回った。全国36小気象管区(meteorological sub-divisions)の内、5管区のみが欠乏(scanty:-66%~-99%)、20管区が普通(normal rains)、11管区が過剰(excess rainfall)となっている。また全国516県の69%が普通乃至は過剰で、31%が欠乏と報告されている。 今年のモンスーンは全体として良好で、今後もこうした状況が持続するものと見られる。8月3日までの1週間の降雨量は、例年の平均を16%上回ったと言う。