2005-09-07 ◆依然活況を呈する家電グレー・マーケット 【ニューデリー】ショールームに陳列されたVCDプレーヤーを正札通り3500ルピーで購入するのは、地元消費者には魅力に乏しいオプションと言える。Palika Bazaarに行けば1000ルピーで同じものが手に入るからだ。そんなことからVCDプレーヤーの50%はグレー・マーケットで購入されている。 エコノミック・タイムズが9月3日報じたところによると、ロー・エンド家電製品全般について言えば、グレー・マーケットのシェアが35~40%に達する。 ソニー・デジカムのショー・ルーム価格は2万4000ルピーであるのに、グレー・マーケット価格は1万6000ルピー。以下同様に、ソニー・プレーステーションは1万2000ルピー/8000ルピー、カシオ・サイエンティフィック・カリキュレーターは550ルピー/250ルピー、オリンパス・カメラは2600ルピー/1500ルピーと言った具合だ。後者は保証書なしの価格だが、30%以上の価格差は大きい。その実、グレー・マーケットの大部分のショップが双方のオプションを提供している。 業界筋もロー・エンド・カテゴリーでは、グレー・マーケットが大きなシェアを占めていることを認めている。Samsung IndiaのRavinder Zutshi重役(副MD)は「ハイエンド製品のサプライは限られており、グレー・マーケットはそれほど大きなシェアを占めていない。しかしロー・エンド製品に関してはグレー・マーケットが大きなシェアを握っている」と語った。 グレー・マーケットが大きなシェアを占める製品には、ソニーのプレーステーションとデジカムが含まれる。影響を受けるのは当然のこととして公認ディーラーだ。コンノート・プレイスでソニー製品のディーラーを務めるDass StudiosのRahul Das氏は「グレー・マーケット・セールは、当店に深刻な影響を与えている」と語った。ソニー・オフィシャルはこの点に関してコメントすることを控えた。 しかし、業界観測筋は公認市場とグレー・マーケットの価格差は今後縮まり、こうした状況はそう長くは続かないと見通した。