2005-11-02 ◆中国、インドに電力供給計画 【ニューデリー】中国はチベットに水力発電施設を設け、生産した電力の大きな部分をインドに供給する可能性を検討している。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月1日報じたところによると、最近北京で催された電力システム運用者の国際会議の席上、中国電力企業連合会(CEC:China Electricity Council)オフィシャルは、「中国当局は東部チベットの水力発電資源を開発し、インド等の諸外国に輸出する可能性を検鏡している」と語った。同氏によるとチベット自治区には10万MWの潜在的水力発電資源が存在し、これは中国の水力発電資源全体の3分の1に相当する。 同会議にはPower Grid Corporation of India Ltd(PGCIL)のR.P. Singh会長兼MDに率いられるインド代表団も参加、代表団には電力省オフィシャルも加わっていた。その実、インドと中国の電力領域における協力交渉は既にスタートしており、昨年10月に中国国家電力監督管理委員会(ERCC:Electricity Regulatory Commission of China)の代表団がインドを訪問したのに続き、今年8月には、ERCCの柴松岳主席の招きに応じ、インド中央電力監督委員会(CERC:Central Electricity Regulatory Commission)代表団が、中国を訪れた。 インドは既にネパール及びブータンと電力取引を行っているが、バングラデシュ・インド・ミャンマー・スリランカ・タイ経済協力機構(BIMSTEC)メンバー等と共同で南アジア送電網を構築する構想も話し合っている。 中国はまだ国境を跨いだ電力取引を大規模に行っていないが、最近ロシアから電力の輸入を開始した他、タイの送電網に接続し、タイに電力を輸出することも計画している。過去3年間に30万MWの発電能力を追加した中国は、今会計年度末までには52万5000MWの発電能力を備える見通しだ。それに引き替えインドの総発電能力は12万3000MW前後に過ぎないと言う。