2005-11-07 ◆トップ3社がモーターサイクル市場の95%を支配 【ニューデリー】年間100万台の乗用車市場では、1ダース以上のプレーヤーが活況を謳歌しているが、その5倍の規模を有するモーターサイクル市場では、その半分ほどのプレーヤーがトップ2社を除き存亡の危機に晒されている。インド・モーターサイクル市場はまた年率20%近い成長を遂げているにも関わらず調整期を迎えている。 エコノミック・タイムズが11月3日報じたところによると、今会計年度上半期に販売されたモーターサイクルの95%はトップ3社Hero Honda Motors Ltd(HHML)/Bajaj Auto Ltd(BAL)/TVS motor company(TVSMC)により占められた。他のプレーヤーは市場が拡大しているにも関わらず、そのシェアを奪われ、ナンバー・スリーでさえその存在価値を問われている。HHMLとBALの合計市場シェアは2002-03年末の71%から83%に拡大したのに対し、TVSMCのシェアは19.5%から12.4%に縮小した。 これまでの常識では市場の成長が停頓した際に、大規模プレーヤーが小規模プレーヤーを呑み込む調整期が生じたが、現在の状況は市場全体が拡大しているにも関わらず、調整期を迎えている。 二輪車業界に通じた市場コンサルタントは、「HHMLが信頼と信用をベースにした市場価値を、BALがスポーティーさとライフスタイルのイメージを、それぞれ構築する中で、他のプレーヤーは必要な経済規模を確保し得るスペースを見いだすことができなくなったため」と分析した。同氏によると、明確なブランド・ポジションニングに失敗した他のプレーヤーは存亡の危機にさらされている。 モーターサイクル部品会社の幹部は「HHMLとBALが高品質と良好な燃費をオファーしている際に、他のプレーヤーの製品を購入する必要があるだろうか」と反問した。 TVSMCのマーケッティング主任を務めるPrasad Narasimhan氏は「我々は過去2年間TVSブランドとは何かを表現する言葉もセンテンスも見出し得なかったが、今やより明確なプランド・ポジショニングに取り組んでいる」と語った。 ヤマハも同様な問題に直面している。世界的にヤマハの製品はパワーとファンラビングなイメージを抱かれているが、インドでは他社が既に同スペースを占拠しており、何らかの別の持ち味を示す必要に迫られていると言う。