1995-10-26 ◆<星>真価問われる地元PCBメーカー 【シンガポール】電子製品が益々小型化し、高性能化する中で、技術の進歩に歩調を合わせられぬ中小のプリント基板(PCB)メーカーは没落する他ない。 益々小型化する基板上により多くのコンポーネントを実装する新技術が登場する中で頻繁にその設備をアップグレードできないものは、競技場を退く他ない。米系PCB製造設備会社ユニバーサル・インストルメンツの幹部によると、この種の設備は50万~100万Sドルで、理想的償却期間は18カ月だが、問題は技術の進歩があまりに急速なこと。ヒューレット・パッカード(HP)シンガポールの幹部も「不断に小型化するデザインに歩調を合わせられる企業とのみ、仕事をともにできる」と語る。地元のエレク・アンド・エレテクは年間1200万~1500万Sドルを設備改善に投資していると言う。しかしPCBの製造も手掛けるシーゲート・テクノロジー幹部は「新設備は一般にコスト競争力を高め、高速生産を約束するため、高額な投資によりマージンが縮小する恐れはない」と指摘する。 ジンティク・インスティテュート・オブ・マニュファクチュアリング・テクノロジーの幹部によると、同研究所は地元PCB製造業界が、最新のSMT(サーフィス・マウント・テクノロジー)技術を導入するのを支援しているが、この種のミニチュア化の影響を受けるのはディスク・ドライブ、通信機器、コンピューター業界等、シンガポール電子業界の30%程度で、例えば洗濯機やテレビ・セットはミニチュア化する必要がないと言う。(BT:10/25)