2005-12-05 ◆Hero、二輪車タイヤ製造計画 【ニューデリー】Falcon Tyres買収入札から手を引いたHero Groupは、ハリヤナ州に独自の工場を設け、二輪車用タイヤを製造すことを計画している。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが12月1日報じたところによると、ハリヤナ州Gurgaonに建設が予定される新工場は2006年までに稼働し、Hero Hondaの需要に応じるだけでなく、リプレースメント市場への供給も目指される。投資額や製造キャパシティー等の詳細は伝えられていないが、Hero Hondaの需要だけから言っても大規模なものになるものと見られる。 インドの二輪車用タイヤ市場は2004-05年時点で年間620万本と見積もられ、内500万本がモーターサイクル用タイヤで占められている。Hero Groupのキャプティブ需要だけで250万本にのぼる。 Hero Hondaの需要に応じるため、これまでずっとタイヤ・ビジネス進出の機会を探って来たHeroグループは当初、国内最大規模の相手先商標タイヤ・サプライヤーに数えられるFalcon Tyreに関心を寄せたが、後者オーナーのJumbo Groupが赤字経営のDunlop工場等とセットにしてタイヤ・ビジネスを売却する方針を決めた後、Falcon Tyreに対する関心を失ったとされる。Falconはその製品の40%以上をHero Hondaに納入しており、Heroが独自のタイヤ工場を設けるなら主要顧客を失うことになる。 しかし業界観測筋は、Hero Groupはこれ以前にも同様の計画を発表しながら実行していないとして、今回の発表についても若干懐疑的だ。二輪車タイヤ・ビジネスのボリュームは膨大だが、マージンは極めて薄く、最近の原油や天然ゴム価格の上昇でタイヤ・メーカーのボトムラインは一層浸食を受けていると言う。