2006-01-18 ◆インドASEAN自由貿易交渉難航 【ニューデリー】インドと東南アジア諸国連合(ASEAN)の自由貿易協定(FTA:free trade agreement)締結交渉は、貿易全体の何パーセントをFTAの適応範囲に含めるかを巡る意見の相違が克服できず、立ち往生している。 ビジネス・スタンダードが1月16日伝えたところによると、ASEANは貿易総額の90%を含めるよう要求しており、これに対してインドは70%にとどめるよう希望している。Manmohan Singh首相は、商工省に対して交渉を加速するよう督励したものの、両者の溝を埋めるのは容易でなさそうだ。 政府筋によると、二国間貿易の90%をFTAに含めるなら、インドは最早農産品をネガティブ・リストに含めることができなくなり、パーム油、天然ゴム、胡椒、茶、コーヒー等少なからぬセンシチブ品目の関税を引き下げねばならない。 例えばインドのインドネシアからの輸入の60%弱はパーム油、マレーシアからの輸入の大きな部分も天然ゴムとパーム油で占められている。ベトナムとの貿易の主要部分も胡椒/天然ゴム/茶/コーヒーで占められている。 もしこれらの品目の関税率を引き下げるなら、今年末に向けて山場を迎える世界貿易機構(WTO)交渉におけるインドの立場も動揺することになると言う。