2006-05-15 ◆Veecon、クラレと共同で窒素プラント建設 【チェンナイ】インド資本とドイツ資本の合弁に成るVeecon-IPA Gastechnik Ltd(VIGL)はクラレケミカルと共同で改良型の窒素製造プラントをインドに設ける。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが5月12/13日報じたところによると、ニューデリー拠点の資本金50クロー(US$1120万)のVIGLは、向こう2年間に150クローと見積もられる窒素プラント市場の3分の1のシェア獲得を目指している。 VIGLのJaswant Kumar Srivastava重役(MD)が10日記者会見したところによると、ある種の製品は製造工程を外気から隔離するため不活性ガスを必要とする。少なからぬ企業が同目的のために窒素を利用しており、これらの企業はボンベ入りの窒素を購入するか、独自の窒素製造施設を設ける。 高圧ガスを、分子篩炭素膜(CMS:carbon molecular sieves)を封印した気筒を通過させることにより空気から窒素を分離することができる。CMSは空気中の酸素を吸収し、窒素のみを排出する。CMSは石炭や椰子殻から製造される。 窒素やその他のガスの製造を手掛けているVIGLは、クラレが独自開発した窒素ガス分離装置、PSA(pressure swing adsorption)システムを導入する方針を決めた。PSAシステムには様々なCMS用いられており、酸素の吸収率が高く、効率的に窒素を製造できる。 窒素の製造法としては、この他に低温処理技術(Cryogenic Process)や特殊膜組織を用いた方式が存在し、同社はこれまで後者を用いて来た。VIGLは酸素/水素/二酸化炭素の製造も手掛けているが、窒素が売上げの2分の1に貢献している。 クラレケミカルの高橋氏(海外事業開発担当)によると、同社はインドにCMS製造施設を設ける用意があるが、まだ具体的計画はないと言う。