2006-06-23 ◆化学業界、ガソホール計画の中止要求 【ニューデリー】マハラシュトラ州の化学業界は、同州にはガソホール計画に回すエタノールの余剰は存在しないとし、数日中に消費税局の関係認可を得ることに自信を表明している。 ビジネス・スタンダードが6月23日伝えたところによると、インド化学品製造業者協会(ICMA:Indian Chemical Manufactures Association)は、「製糖業界はエタノールの余剰が存在するように見せかけるためデータを誇張している」とし、Murli Deora石油相に独自の統計資料を提出した。ICMAは、もしガソホールが普及すれば、エタノールの供給が逼迫し、価格が高騰すると懸念している。 ICMAによると、製糖業界はエタノールの供給量を約4倍誇張している。今年の砂糖の予想生産量は2300万トンだが、同生産量が3000万トンに達して初めてガスホール計画にエタノールを回すゆとりが生じる。 アルコールの輸入量は2003-04年の3億リッターから2004-05年の4億リッターに拡大している。この点からも、供給不足が窺える。Relianceが昨年買収したSM Dyechemユニットのモノエチレングリコール(MEG)の製造だけから言っても今年の需要は1億8000万リッター増加する見通しと言う。 しかしBajaj Hindusthan社のRavi Gupta社長(砂糖/アルコール担当)はICMAとは正反対にエタノールは供給過剰と主張している。同氏によると、生産が下降した2003-04年と2004-05年においてさえ、国内には、輸入品を含めて20億リッター近い在庫が存在した。国内にはアルコールの余剰が存在し、同社は国内需要が不十分なため、製品を輸出している。来年は砂糖の生産量が2300万トンに達し、4億2500万リッターのアルコール/エタノールが追加生産される。 仮にICMAが主張するようにエタノールの余剰が存在しないにしても、ガソホール計画が重要であるなら、容易にエタノールを増産できる。ガソホール計画に必要な50万キロ・リッターのエタノールを生産するには74万haの土地を必要とするが、これは全国の耕地の0.33%を占めるに過ぎない。 全国のサトーキビ生産の3分の1を賄っているウッタルプラデシュ州の1ha当たり生産量は60トンと、マハラシュトラ州の同90トン、タミールナド州の同110トンを下回る。ウッタルプラデシュ州の1ha当たり収量を70トンに引き上げただけで国内のサトウキビ生産は5%拡大すると言う。