2006-07-10 ◆TVS/Bajaj、インドネシアに製造拠点 【ニューデリー】インドの地元二輪車メーカー、TVS Motors Company Ltd(TVSMC) とBajaj Auto Ltd(BAL)は、揃ってインドネシアに製造拠点を設け、中国/インドに次ぐ世界第3の二輪車市場の開拓に乗り出す。 インディアン・エクスプレスが7月8日報じたところによると、TVSMCはインドネシア二輪車事業に約5000万米ドルを投じる計画だ。これに対してBALは地元パートナーPT Abdi Raharjaと95:5の合弁会社を設立し、当面約1000万米ドルを投資する。 BALの2005-06年の二輪車輸出は前年の13万945台から17万4907台に34%増加した。TVSMCは2006年3月期年度に約8万台を輸出した。現地に組立拠点もしくは製造拠点を設けるなら、完成車の輸出に比べ15~20%コストを削減できる。 TVSMCのインドネシア工場は今年末に稼働、当初年間12万台、最終的に30万台のステップスルーを製造、2009年までにステップスルー市場の5%のシェア獲得を目指す。現在、インドネシア二輪車市場の70%はステップスルーで占められている。同社は時機を見てステップスルーを100ccバイクにアップグレードする計画だ。エンジンはインドから輸出し、その他のコンポーネントはインドネシア国内もしくはASEAN市場で調達する。インドネシアにおける足場が固まったなら、2年内に同地を拠点にASEAN市場の開拓に乗り出す。 BALは今月から先ず三輪車の製造を開始、今年末までにモーターサイクルの販売に乗り出す。同社は飽和状態の嫌いが見られるステップスルー・セグメントを回避し、最初からモーターサイクルを販売する。当初の年産能力は5万台。BALはまたアルゼンチンに工場を設けることも検討している。 TVSMCもBALも次の照準はラテン・アメリカに合わせているが、現在のターゲットはジャカルタだ。インドネシアではYamaha、Suzuki、Honda、Kawasaki等と競争せねばならないが、Ernst & YoungのRandhir Kocchar氏によると、インドで既にこれらの企業と競争して来た地元メーカーは、国際市場でも競争することができると自信を抱いている。その実、川崎は125~150ccセグメントではBALの製造面の強みを梃子に東南アジアやラテン・アメリカ市場を開拓する戦略を採用している。