2006-07-10 ◆Reliance、燃料小売りビジネス総崩れ? 【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は、野心的な食品・酪製品小売りビジネス進出計画に着手する一方、燃料小売りビジネスに関しては徹底的見直しを強いられている。 エコノミック・タイムズが7月8日報じたところによると、今年5月のピーク時にインド・ディーゼル小売り市場の14%のシェアを占めていたRILの6月末のシェアは1.5%に縮小、燃料ゲームからほとんど閉め出された形となっている。まだガソリン・スタンドのシャッターは閉ざしていないものの、ディーラーらはスタッフを解雇し始めている。市場筋は状況が改善しないなら、遠からず燃料小売りビジネスからの撤退を強いられるものと見ている。 公共部門の石油会社は最近石油製品小売価格の値上げと石油債の発行が認められ、長期にわたる膨大な赤字経営から立ち直りを見せている。 運輸業界に対する燃料供給がこれまでRILの石油製品小売りビジネスの最大部分を占めて来たが、大きな価格差から、顧客らは続々国営石油会社に乗り換えている。RILの燃料小売り価格は国営石油会社のそれをリッター当たり2ルピー上回っている。過去1年にわたりほぼ横ばいだった国営石油会社の交通燃料売上げは6月に18%増加したが、アナリストによると、これは主にRILのシェアを奪って実現したもの見られる。 RILは最新の技術や設備の導入、土地の取得等、石油製品小売りビジネスに5000クロー(US$10.9億)を投資して来た。市場観測筋によると、RILは燃料小売り部門の3000人以上のスタッフを維持するために膨大な固定費負担を強いられている。RILは傘下のディーラー900店に対するリッター当たりコミッションを500ルピー引き上げ、ディーラーの損失を部分的に補填している。 政府は2004年に石油製品小売り価格の統制を解除する通達を発したものの、裏口から統制価格制度を再導入し、市場の自由化は実現されなかった。石油小売りビジネスを手掛ける民間企業のRILとEssar Oilは政府に損失の補償を要求したが、政府はまだ回答していない。