2006-09-11 ◆鉄鋼省、UP州に銑鉄加工工場計画 【ニューデリー】Steel Authority of India Ltd (SAIL)とRashtriya Ispat Nigam Ltd (RNIL)が北部地区で販売する銑鉄は、運輸コストの上昇から採算性の悪化に直面している。このため鉄鋼省はウッタルプラデシュ州が認める15年間の免税優遇措置を利用し同州に銑鉄加工工場を設けることを検討している。 ビジネス・スタンダードが9月6日報じたところによると、Akhilesh Das鉄鋼担当国務相はウッタルプラデシュ州AgraのSAILオフィスで記者会見し、以上の消息を語った。それによると北部地区には年間150万トンのスチール・グレード銑鉄の需要が存在する。 オリッサ州やジャールカンド州で加工された銑鉄を北部インドに輸送するコストはトン当たり1200~1300ルピーにのぼるが、ウッタルプラデシュ州に加工施設を設けることにより同コストを大幅に引き下げることができる。加えてウッタルプラデシュ州政府は鉄鉱石を州外から輸入し、加工処理するものに100%の税額控除(tax rebate)を認めている。 鉄鋼プラントをウッタルプラデシュ州に設け、鉄鉱石を東部諸州からウッタルプラデシュ州にまで輸送するのは採算に合わないが、銑鉄加工処理施設を設けるのは可能と見られる。このため同相はSAILに対して事業化調査を行うよう指示した。 現在SAILのAgra支店は1500トンのスチールを販売しているが、同販売量は過去10年間に顕著な落ち込みを見た。このことは北部地区における工業活動の縮小を暗示している。ウッタルプラデシュ州に銑鉄加工施設を設けるなら、就業機会創出効果も期待できると言う。 SAIL筋によると、Kosi拠点のSwastik Pipes LtdとAgraの鋳造産業は年間約6万メートル・トンのスチールを消費し、Agraにおけるスチールの主要バイヤーになっていると言う。