2006-09-27 ◆Mercator、化学品輸送ビジネスに進出 【ムンバイ】全地球的な石油輸送ビジネスを手掛ける地元大手海運会社Mercator Lines Ltd(MLL)は、最近設立したシンガポール子会社Mercator Lines Singapore(MLS)を通じて化学品タンカー3隻を6500万米ドルで購入、化学品輸送ビジネスに進出する。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月25日、消息筋の言として報じたところによると、韓国の造船所に発注したこれら3隻は1万9500重量トンのもの2隻と1万1500重量トンのもの1隻で、2008年と2009年に引き渡される。 昨年バラ積み乾貨物(dry bulk)輸送ビジネスに進出したMLLは、もう1つの子会社Mercator Offshore Ltd(MOL)を設立してオフショア・ビジネスも開始した。 MLLのH.K. Mittal会長は「我々は運送領域の採算性が見込める事業を常に物色している」とだけ述べ、化学品輸送ビジネス進出計画の詳細を明らかにするのを控えた。 同氏によると、MLLは資金を準備し船舶の購入を計画しているが、供給が逼迫しており、中古船市場にも物件が存在しない。また譬え存在しても目を見張るような高値がついている。MLLは新造船を求めているが、液化天然ガス(LNG)輸送船とコンテナ船は当面の購買リストには含まれていない。 シンガポール子会社はgeared-Panamax9隻をオプション付き用船契約に基づき使用しているが、同社は買い取りオプションを行使する方針だ。これらの船舶はシンガポールで登録されることになる。 一方MOLは、810クロー(US$1.73億)のジャッキアップ・リグ1基を発注した。関係契約は向こう数ヶ月内に調印され、2009年3月までに引き渡される見通しだ。リグ市場は活況を呈しているため、既に新リグのサービス契約を結んでいる。この種のリグは1日20万~23万米ドルを稼げる。 現在世界に存在するリグの内2000年以降に建造されたものは5%に過ぎず、80%以上が築後20年以上を経過、更新期を迎えている。全世界には約450基のリグが稼働しており、内32基がインドに存在する。インドにおけるリグ需要は向こう1年間に55基に増加、内45基がジャッキアップ・リグで占められるものと見られる。 バラ積み乾貨物輸送市場は、原料輸送需要の急増で過去数週間上昇基調を辿っている。2007年2月以前に調整期が訪れるとは思えない。Baltic Capesize Indexは9月第2週に36ポイント上昇し5681をマーク、Baltic Panamax Indexも100ポイント上昇し4210に達したと言う。