2006-10-30 ◆国営製鉄会社SAILも企業買収に意欲 【ニューデリー】間もなくインド最大の製鉄会社としての地位を譲り渡さねばならない国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)も国際的な買収合戦に加わることを欲している。 インディアン・エクスプレスが10月25日伝えたところによると、SAILのSushil Kumar Roongta会長兼MDは24日、通信社のインタビューに応じ国際市場の好機を掴む用意があると語った。 インドの民間鉄鋼会社は新たに見出したそれ自身の優位を梃子に国際市場におけるプレゼンスを強化しているが、SAIL幹部はこうした戦略は公共部門企業も採用できると指摘した。 SAIL幹部によると、同社はその市場競争力や石炭/鉄鉱石の採掘権を梃子に欧州企業を買収することを検討している。これによりSAILは新市場に進出し、成長を加速、国際的な価格変動のリスクを回避できる。しかし公共企業の買収合併(M&A)に関する政府の政策が障害になる。公共企業のトップも買収価格交渉の十分な裁量権を保持しておらず、全ての段階で政府の承認を得る必要がある。特に500クロー(US$1.07億)を超える取引は閣議承認を得ねばならないと言う。 大蔵省も、民間部門と手を携えて国際市場における好機を捕らえることができるよう公共企業のM&Aに関する明確な政策を立案すべきだと提言しているが、政府はまだその種の措置をとっていない。