2006-10-30 ◆Alstom、超臨界ボイラー製造施設設置計画 【ニューデリー】フランスの発電設備メーカー、Alstomは超臨界圧(super critical)ボイラーの製造施設をインドに設ける計画だ。インド国内に存在する従来の設備では500MW(メガワット)までのボイラーしか製造できないが、新設備は800MW以上の電力ユニットを製造できる。 エコノミック・タイムズが10月26日報じたところによると、Alstomは同目的のためカルナタカ州Shahabadと西ベンガル州Durgapurの施設を拡張する。AlstomのPhilippe Joubert上級副社長兼電力設備部門社長が近くインドを訪れる。その際、計画が実行に移される予定で、関係発表が間もなく行われる見通しだ。Alstomは以上の計画をインド政府に既に伝達したもようだが、Alstom IndiaのSunand Sharma社長はコメントを控えた。 AlstomのShahabad工場は石炭粉砕器、高圧配管、すす払い機(soot blowers)、大型構造物、液圧機器、熱交換機、変圧器等のボイラー関連製品の製造を手掛け、Durgapur工場は圧力部品やボイラー・ドラムを製造している。 政府が計画する8件のウルトラ・メガ発電プロジェクトでは何れも800MW超臨界ユニットを用いることになる。超臨界ユニットの耐用期間を通じたコストは、非超臨界ユニットのそれを下回り、より効率的な発電を可能にする。また環境汚染の恐れも低い。 Bharat Heavy Electricals Ltd(Bhel)はAlstomから超臨界技術の提供を受けている。AlstomがBhelとともにインド国内でこの種の設備を製造することになれば、輸入依存が軽減され、ウルトラ・メガ発電プロジェクトのコスト低減にもつながる見通しだ。