2006-11-22 ◆エタノール混合ガソリン計画の離陸は3州のみ 【ニューデリー】エタノール混合ガソリンの使用が全国的に開始されたとの中央政府の発表に関わらずプログラムが離陸したのはウッタルプラデシュ州/タミールナド州/ゴア州の3州にとどまっている。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月20日伝えたところによると、これら3州では公共部門石油精製会社が1リッター21.50ルピーの工場出荷価格で買い付け契約を結んだだけでなく、エタノール調達に関わるロジスティクス/ブレンディング/流通面のアレンジも完了している。しかし他の州のエタノールの買い付け契約は依然合意に達していない。 マハラシュトラ州では40社が1リッター24.30ルピーの値をつけたが、XL Telecom Ltdは1リッター19.49ルピーをオファーした。インド・エタノール製造業者協会(EMAI:Ethanol Manufacturers' Association of India)のオフィシャルによると、XL Telecom LtdはNandedにスタンドアローンの蒸留施設を設け、低純度のアルコールを脱水して純度の高いエタノールを製造している。同社は今回4200万リッターの供給を提案したが、今年10月までの時点で181万8000リッターの供給実績を有するに過ぎない。このためEMAIは石油天然ガス省に対して、「製糖施設を保持せぬスタンドアローン蒸留業者の提示した価格をベースにエタノールの買い付け価格を設定することはできない」と申し入れた。 問題解決を目指して石油天然ガス省が先週水曜催した会議の席上、EMAIのM.S. Srinivasan事務局長は、ウッタルプラデシュ州/タミールナド州/ゴア州における1リッター21.50ルピーの合意価格をたたき台に交渉を行うよう提案した。それによると、EMAIのメンバーは純度95%の精製アルコール(rectified spirit)をリッター25ルピーで販売しており、純度99.8%のエタノールはより高い値で売ることを望んでいると言う。しかし同氏は3年間の長期契約ベースなら、あるいはリッター21.50ルピーも受け入れられる可能性があることを示唆した。 こうしたことから今後リッター21.50ルピーが交渉の基準価格とされ、今月末までにエタノール混合ガソリン計画が全国的に実行に移される可能性も予想されると言う。