2006-12-04 ◆第2四半期GDP成長率9.2%、景気過熱? 【ニューデリー】インドの今年第2四半期(2006/7-9)の国内総生産(GDP)成長率は9.2%をマーク、前期(2006/4-6)の8.9%から一層加速、景気過熱やインフレ高進の懸念とともに金利引き上げの可能性が取りざたされている。 インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが12月1日伝えたところによると、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)は11月30日以上の数字を発表した。それによると、唯一不振なパフォーマンスを示したのは、国内経済のほぼ4分の1のシェアを占める農業で、第2四半期の成長は1.7%と、前四半期の3.4%に比べ顕著に鈍化した。しかしGDPの15%の比重を占める製造業の伸びは11.9%と、インドが四半期経済レポートを開始した1997年以来最高の成長を記録、農業部門の不振を補った。サービス部門の伸びも10.9%と堅調で、前期の10.6%を上回った。 この日記者会見したP Chidambaram蔵相は「景気が過熱していると判断するのは時期尚早だが、インフレ動向が懸念される」と指摘した。それによると、11月11日までの1週間のインフレ率は5.2%を記録、中央銀行は今年通年のインフレ率を5~5.5%と予想している。サプライ・サイドの管理を改善するならインフレは鎮静するものと見られる。政府は11月29日にガソリン等の燃料価格を引き下げたが、このこともインフレの抑制に寄与するものと見られる。 GDPの高成長、インフレの高進、信用の拡大を背景に金利が引き上げられる可能性に関して蔵相は、「流動性は快適なレベルにあり、直ちに金利を引き上げ、圧力を加える必要はない」との見通しを示した。 インドの第2四半期のGDP成長はロシア/ブラジルを上回ったが、中国の10.4%には及ばなかった。今四半期(第3四半期)の成長率も最高レベルに達する見通しと言う。