2007-01-08 ◆富士通米国子会社、BPO企業物色 【ムンバイ】富士通の北米子会社Fujitsu Consulting Inc(FCI)はインドに照準を合わせ買収に手頃なBPO(business process outsourcing)企業を物色している。 エコノミック・タイムズが1月4日伝えたところによると、100%出資のRapidigm Incと、RPGグループとの合弁会社Zensar Technologies Ltd(ZTL)を通じ、インドにプレゼンスを有するFCIは、足場を補強するとともに、インド・スタッフを4000人以上に拡大することを目指している。2006年2月に米国拠点のBPO会社Rapidigmを買収したFCIは、目下マハラシュトラ州Mumbai拠点のBPO企業Intelenet Global Services(IGS)の買収交渉を進めているとされ、商談はかなり進んでいるようだ。 英国拠点のBarclays BankとHousing Development Finance Corporation(HDFC)の50:50の合弁会社IGSはサード・パーティーBPO企業の草分けで、1万1000人のスタッフを擁する。当初はTata Consultancy Services (TCS)とHDFCの合弁会社だったが、TCSは2004年にその持ち分をHDFCに売却、代わってBarclaysが50%のシェアを買い取った。FCIは目下のところBarclays持ち分の買収を図っているが、最終的にHDFC持ち分も買い取る計画とされる。 消息筋によると、FCIは、インド市場の潜在性に注目する投資家の圧力を受けており、またRPGグループがZTLの経営権引き渡しに応じないことも、新たな情報技術(IT)サービス企業の買収を図る背景になっているものと見られる。FCIはZTLの29%のシェアを握っているが、FCIのZTLからの収入は、ZTL売上げの10%に満たない。消息筋によると、むしろSatyamの方がZTL以上にFCIのインド売上げに貢献していると言う。 一方、RPGはZTLの欧州ビジネス拡張に大きな関心を寄せている。欧州はインドIT企業にとって最も急成長する市場になっている。現在ZTL売上げの35%が欧州からの収入で占められている。ZTLの2006年売上げは433クロー(US$9774万)、純益は34クロー(US$767万)、2006年9月期四半期売上げは前年同期比50%増の148.7クロー(US$3357万)、純益は同200%増の12.1クロー(US$273万)を記録した。