2007-02-21 ◆日立、自動車部品/鉄道軌道製造計画 【ニューデリー】日立製作所はインドで自動車部品や鉄道軌道を製造する可能性の他、発電所の建設を手掛けることも検討している。 ビジネス・スタンダードが2月17日報じたところによると、日立製作所の金井務名誉会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。同氏によると、国際自動車メジャーが大きなプレゼンスを築いているインド自動車部品市場の見通しは極めて明るい。しかしインドにおける具体的製造計画はまだない。日立製作所はこれ以前にもインドで製造業務を手掛けることを検討したが、インフラが未整備なことから実行を見合わせた。しかし今では世界的に最も急速な成長を遂げる市場にプレゼンスを築かないなら、国際競争に勝ち残ることができないと感じている。日立は世界的にスターター、発電機、MAFS(mass air flow sensor)、ウォーター・ポンプ等様々な自動車部品を製造している。 これまで発電関連機器をインドに供給した実績を有する日立製作所は発電所の建設にも関心を寄せている。同社は現在発電会社に発電設備やサービスを提供している。 インド国内で製造する計画とは別に、自動車部品や発電機器のサプライを手掛けることも検討していると言う。ちなみにインドでは現在、日立ホーム&ライフソリューション子会社のHitachi Home & Life Solutions (India)がエアコンの製造販売を手掛けている。 一方、インディアン・エクスプレスが19日伝えたところによると、日立化成のスズキ・ヤスヒロ氏(Advanced Performance Material担当マネンージャー)は、「いすゞ自動車と日産自動車がインドで乗用車の製造に乗り出す際には、日立もインドでコンポーネントの製造を開始することを計画している」と語った。同氏によると、日立はインド市場の様々な潜在性に検討を加えている。インドのコンポーネント産業は5万クロー(US$112.867億)以上にのぼる。日立は日産といすゞにハイエエンド・コンポーネントを納入しており、インドに製造拠点を設ける以前には、タイとシンガポールの工場からコンポーネントを輸入することができる。 日産は今年3月9日までにMahindra and Mahindra Ltd(M&M)とRenaultの合弁計画に参加するか否かを決定する。 また住友商事が41.03%出資するSwaraj Mazdaの商用車製造事業に技術支援を提供しているいすゞは、最終的にSwaraj Mazdaの合弁パートナーを務めるものと見られる。 日立化成傘下のHitachi Chemical Automotive Productsは、エンジン・バルブ、ブレーキ・アセンブリー、ボディー・パーツ、トランスミッション・パーツ等の製造を手掛け、目下のところその製品を日本、韓国、欧州市場に供給している。インドは低コストな製造拠点として様々なビジネス機会を提供しているが、日立は当面インド・タイ自由貿易協定を利用してタイから自動車コンポーネントをインドに輸入することを検討していると言う。