2007-02-26 ◆日産、チェンナイ合弁工場に参加決定 【ムンバイ】日産自動車はRenault SAと地元のMahindra & Mahindra(M&M)が合弁で立ち上げるタミールナド州Chennaiの自動車工場に参加する方針を固めた。2009年の稼動を目指す。 インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが2月23日報じたところによると、日産は同合弁工場を急成長するインド自動車市場参入の橋頭堡にする計画だ。日産はRenaultとM&Mの合弁計画への参加について、3月9日を期限として昨年11月から検討を続けてきた。合弁事業にはM&Mが50%、日産とRenaultが各25%を出資、2009年までに年産能力40万台の工場を立ち上げる。新工場ではルノーの低価格車『ロガン』の改良バージョンが生産されるもようだが、日産向け車種はまだ決まっていない。 ASK-RJ証券のアナリストは「出遅れていた日産はこれで弾みが得られ、M&MはRenault/日産を通じて多目的スポーツ車『Scorpio』の海外市場を開拓できる」とコメントした。Man FinancialのアナリストAmbrish Mishra氏も「Tata/Fiatの提携と同様、この種の提携は提携者それぞれにメリットがある」、「今後この種の提携を行いそうな大手企業はもうそれほど多くないが、商用車の分野ではまだ動きがあるかもしれない」と語った。 関係筋によると、チェンナイの新プロジェクトにはRenault/日産連合の車両部品調達事業が加わる可能性もある。Hyundai Motor、Ford Motor、BMWなどの自動車工場が存在する港湾都市チェンナイでは車両部品などの自動車関連産業が急成長している。ゴーン日産社長は、自動車製造事業とともに、ルノー/日産の車両部品調達の面でも、インドに対する関心を繰り返し表明して来た。 新規プレーヤーの相次ぐ参入で競争が過熱するインド自動車市場では、ルノー/日産/M&Mの3社連合は他社に脅威を及ぼしそうだ。日産のライバル、ホンダやトヨタはそれぞれのニッチ市場で、低価格小型車の売上を伸ばそうとしているが、Maruti Udyogなどに対抗して製造コストを抑えるのは難しいことを認めている。スズキが54%出資するMarutiはインドの新車販売シェアの約半分を占め、韓国HyundaiとインドTata Motorsがこれに続いている。 TataはイタリアのFiat SpAと提携して来年から乗用車を年間10万台以上、エンジン/トランスミッションを同20万台ほど製造する。