2007-03-07 ◆第3四半期のGDP成長8.6%に鈍化 【ニューデリー】第3四半期(2006/10-12)の国内総生産(GDP)成長率は農業部門の不振と製造業及び建設業の成長減速に祟られ、8.6%と、第2四半期の9.2%、前年同期の8.9を何れも下回った。 エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月2日中央統計局(Central Statistical Organisation)の発表を引用し報じたところによると、第3四半期の農業部門成長率は僅か1.5%と、前年同期の8.7%はもとより、今年第1四半期の3.4%、同第2四半期の1.7%に及ばなかった。製造業の伸びは10.7%と昨年同期の8.2%を上回ったが、若干鈍化した嫌いがある。しかし、依然堅調を保っている。インフラ産業は成長に弾みがつき、サービス業も上昇基調を維持している。サービス部門の中では建設業の成長が昨年同期の16.6%から9.8%に鈍化したものの、金融サービスが同9.8%から11.6%に、貿易/ホテル/運輸/通信部門が同10%から13%に、それぞれ加速した。鉱業部門の成長も昨年同期の2.7%から5.7%に、電気・ガス・水道も、同5%から9.3%に、それぞれ加速している。 とは言え今年通年で9.2%の成長目標を実現できる見通しはかなり厳しくなった。同目標を実現するには、第4四半期に最低10%の成長が必要だが、昨年第4四半期も10%の二桁成長を遂げており、比較の対象がハイレベルなことから再度二桁成長を達成するのは容易でない。仮に他の部門が現状のままなら農業部門は第4四半期に4.3%の成長を実現せねばならない。しかし昨年第4四半期に農業部門は6.3%の高い伸びを実現しているため、やはりそれを上回る成長を実現するのは至難で、非現実的とも言える。