2007-03-30 ◆新日鐵/Tataの提携で自動車産業の基盤強化 【コルカタ】伝えられる新日鐵とTata Steel Ltd(TSL)との提携が具体化するなら、新日鐵が日本鉄鋼業界の先頭を切ってインドに製造拠点を設けることになるだけでなく、インド自動車産業の基盤も強化される見通しだ。 エコノミック・タイムズが3月28日伝えたところによると、TSLのT Mukherjee副MDは「我々は新日鐵との提携を通じ、同社の亜鉛鍍金鋼板『Galvaneal』を利用できる。加えてArcelorの自動車業界向け溶融亜鉛メッキ(HDG:hot dip galvanized)製品の技術ライセンスも保持する」と指摘した。同氏によるとTSLは自動車産業向けに開発されたHDG製品『Extragal』の商標権と関連ノーハウをアセローから提供されている。 インドの自動車産業は年率平均10%以上の成長を遂げており、スズキやトヨタは既にTSLから自動車ボディー用鋼板の供給を受けている。トヨタは2010年までにインドにおける年産能力を現在の4倍の20万台に拡大する計画だ。 両社の合弁交渉が実を結ぶならTSLと新日鐵の長期にわたる協力関係はピークに達する。新日鐵はTSLがオリッサ州Kalinganagarに設けた年産600万トンの鉄鋼プラントに技術支援を提供している。新日鐵はまたTSLが1999-2000年に設けた冷間圧延(CRM)プラントの技術コンサルタントも引き受けた。同プラントは自動車用鋼材を製造している。 両社の最近の合意には、新日鐵が自動車産業等の高需要市場のニーズに応じる先端技術をTSLに供与する内容が含まれている。 TSLは現在約100万トンの自動車産業向け鋼材を生産しており、インド国内需要の50%以上を賄える。同社の顧客にはHyundai、Honda、Tata Motors等が名を連ねていると言う。