2007-04-04 ◆3月の製造業成長率、過去2年来の最低水準に鈍化 【ムンバイ】インフレ抑制を目指す一連の金融引き締め策が講じられる中で商品需要が減退、3月の製造業成長は過去2年来最低レベルに鈍化した。 エコノミック・タイムズが4月2日伝えたところによると、今年3月の『購買管理指数(PMI:Purchasing Managers' Index)』は、2005年4月にPMIが導入されて以来最低の53.0を記録した。PMIは昨年10月の59.3をピークに下降の一途を辿っており、今年2月の数字は53.6だった。 英国拠点の民間企業NTCリサーチがABN AMRO Bankの支援下に実施するPMI調査は、製造企業500社の生産/受注/雇用/価格に関するデータを毎月集計して、景況の指標とするもので、指数が50を超えれば前月に比べ景況が改善、50を下回れば景況が悪化したと見なされる。 3月の新規受注は56.1と、依然として堅調だが、前月の56.5を下回り、やはり調査が開始されて以来最低だった。輸出注文は51.5と緩やかな伸びにとどまったが、前月の51.1を上回った。 生産高は54.2と前月の55.0を下回り、やはり過去最低の伸びとなった。 産出物価指数(output price index)は前月の50.5から50.4にさらに軟化、投入物価指数(input price index)も前月の54.2から53.9に軟化したが、原料コストは引き続き企業のインプット・コストを押し上げている。 中央銀行は過去2年以上にわたり金融引き締め政策を維持しているが、金融体系内の余剰資金によりインフレが高進するのを避けるため、最近さらに引き締めを強化した。今年3月半ばの卸売物価指数をベースにしたインフレ率は6.46%と、中央銀行が目標とする5.0-5.5%を大幅に上回った。ちなみにインド政府は2006-07年の経済成長率が、前年の9.0%から9.2%に加速したものと予想している。