2007-04-16 ◆半導体政策2:期待の背景 【ムンバイ】インドが半導体製造施設を渇望する必然性も存在する。インドはハイテク製造業収益の約30%を占めるチップ設計の面で優れているが、残る70%を占める半導体の検査・組立(ATMP:assembly-test-mark-pack)・製造領域にはほとんどプレゼンスを有しない。 ビジネス・スタンダードが4月12日に掲載した特集記事続編によると、半導体製造施設の誘致に成功し半導体エコシステムが形成されるなら、これによりインド企業は地球規模のバリューチェーンの階段を上り、国内需要にも応じられるようになる。 インド半導体協会(ISA:Indian Semiconductor Association)は、インドの電子機器需要が2005年の282億米ドルから2015年までに3630億米ドルに拡大、このうち半導体市場が363億米ドルに達すると見ている。ISAは、半導体産業の市場は国内にとどまらず、地球規模のものになるとしている。 アンドラプラデシュ州Hyderabadで30億米ドルの半導体プロジェクトを進めているSemIndiaは、インドのGDPは8%以上のペースで成長しており十分な国内需要があるとしている。消息筋によると、複数の企業がSemIndiaからチップを調達する計画で、その額は現時点で約5億米ドルと見積もられている 業界専門家は、どれだけ契約を確保できるかが課題と語る。台湾積体電路製造(TSMC:Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)など半導体大手の契約は最も短いもので2年となっている。TSMCは最近、インドにおける営業を強化するためカルナタカ州Bangaloreにオフィスを開設した。インドの半導体工場はシェア獲得の面で海外の大手との競争に直面するものと見られる。