2007-04-16 ◆半導体政策3:大手メーカーの消極的反応 【ムンバイ】インド政府はIntelなどにインド進出を求める考えだが、Texas Instrumentsはインドに半導体工場を設置する考えはないとしており、オランダのNXP Semiconductorsも同様だ。 ビジネス・スタンダードが4月12日報じたところによると、NXP Semiconductors IndiaのChandak営業部長は「当面、進出計画はない」と語る。 最近、アジア初の工場を中国に設置したIntelはインド政府が半導体政策の立案に手間取る間にベトナムを選んだ。インド政府はIntelの再考に期待しているが、半導体工場はインドの長年の弱点であるインフラの不備に直面するものと見られる。 高圧送電線網から電力を引くよりも遥かに高価な自家発電所に頼らざるを得ない半導体工場にとって、せめてもの慰めは停電事故がめったに起きないこと。上質の水を廃水処理でまかなうとすれば、その費用も必要投資額を膨脹させる。とは言え、半導体政策の発表で税優遇措置が確認されたため、状況の好転が望める。 Intelがインドを見放したのは、政府の政策が方向性を欠いていたためだが、Dayanidhi Maran情報技術通信相はIntelなど半導体大手と改めて交渉を行う考えを表明した。半導体政策の税優遇措置に州政府の優遇策を加えると投資額の30~35%になり、諸外国の税優遇策とほぼ同等になる。 州政府も半導体産業の育成に本腰を入れ始めており、カルナタカ州はBangaloreの南西30kmのBidadi付近に計画している1万エーカーの『Knowledge City』に半導体産業経済特別区(SEZ)を3つ作る。SemIndiaが進める30億米ドルの『Fab City』プロジェクトをアンドラプラデシュ州に奪われた同州は、『Knowledge City』の開発を通じ二度と同じ過ちを繰り返さない決意を示しており、他州もこれに倣うものとみられる。