2007-04-25 ◆日産、小型車市場進出準備 【ニューデリー】目下、インド市場でスポーツ多用途車(SUV:sports utility vehicle)とハイエンド・セダンの販売を手掛けている日産は、インド乗用車市場の主流を成すコンパクト・カー及びスモール・カー・セグメントに進出する計画だ。 ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが4月20日報じたところによると、Nissan Motor India Ltd(NMIL)の本広好枝重役(MD)は高級センダンTeanaの御披露目式の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、インド市場で競争力を維持するにはコンパクト・カーとスモール・カー・セグメントにプレゼンスを築く必要がある。 日産はタミールナド州ChennaiにRenault及び地元のMahindra & Mahindra(M&M)と合弁で設ける工場でコンパクト・カーを製造する他、スズキからスモール・カー・モデルを調達することも検討している。 スモール&コンパクト・カー・セグメントは多くのプレヤーの参入で競争が益々過熱する傾向を見せている。昨年12月にはMaruti Zen Estiloが発売され、それ以前にはTata Motorsが1200ccのガソリン・エンジン車Indicaを、General MotorsはChevrolet U-VAを、それぞれ発売している。今月初にはFiat Palio Stileや、現代自動車のGetz Primeもお目見えした。General Motors (GM)は数日前にインド市場における重心を小型車にシフトする方針を明らかにしている。 この日御披露目されたTeanaのデリーにおける店頭(ex-showroom)価格は204万7000ルピー。本広氏によると、Teanaの発売は、インド市場開拓の第2段階のスタートを成すもので、日産はプレミアム・モデルを通じ、ブランド・ビルディングに力を入れる。チェンナイ工場が稼働するまでにはなお2年を要する。日産はこの間に完成車の輸入を通じ、ポートフォリオを一層強化する。 ルノー/M&Mと3社合弁事業を進めるにも関わらず、日産は、投入する製品、マーケッティング、販売/サービス網の構築等に関しては独自路線を維持する。またMULと販売/マーケッティング面で協力する計画は今のところないと言う。