2007-04-30 ◆SAIL、ステンレス・スチール特区開発計画 【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)はタミールナド州Salemの既存施設と余剰の土地を利用してステンレス・スチール特別経済区(SEZ)を設けることを来月商工省認可局(BOA:Board of Approvals)に申請する。 エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月27/28日報じたところによると、投資額等の詳細は未定。Salem Steel Plant(SSP)の敷地を利用し、新たな土地を取得する必要がないことから、同SEZプロジェクトが困難に直面することはないものと見られる。SAILは当面、未利用の250エーカーの土地を同プロジェクトに当てるが、必要に応じて拡張、最終的にはSSPの3500エーカーの敷地全てをSEZに転換する計画だ。SAILはステンレス・スチール関連下流部門産業の誘致を図る方針だ。特殊鋼等のベンダーもSEZ内に拠点を設けることが認められ、専用港も設けられるものと予想される。この他、SAILが輸出専用のステンレス・スチール製造施設を設ける可能性もある。 SAILのSK Roongta会長はこれ以前に「SAILは全国に15万エーカーの土地を保持しており、一部の土地は容易にSEZに転換できる。手始めにSalemをステンレス・スチール専門のSEZとして開発する」と語っていた。 紛争発生で凍結していたSEZの認可手続きを最近再開したインド政府は、土地問題に絡む紛争が再発することを防ぐため慎重な姿勢を維持しているが、港湾ベースで個々の製品に特化したSEZについて規制の対象にしていないと言う。 ちなみに別の国営製鉄会社Rashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)も、アンドラプラデシュ州VisakhapatnamにSEZを設けることを既に商工省に申請している。