2007-06-22 ◆エアコン市場変動の背後に中国ファクター 【ニューデリー】エアコン市場のビッグ・プレーヤーが新参者やその他大勢のプレーヤーにその地位を脅かされる地殻変動が生じている。 エコノミック・タイムズが6月20日、市場調査会社ORG-GFKのデータを引用し伝えたところによると、ウィンドー・エアコン市場では、LG-Samsung-Voltasのトロイカがトップ・スリーの座を維持したが、スプリット市場ではOnidaが10.8%のシェアでVoltasに代わり3位に浮上、GodrejとVideocon-Electroluxがウィンドー/スプリット両カテゴリーにおいて日立とCarrierに取って代わった。 業界筋によるとこうした市場変動の背後に中国ファクターが存在するようだ。欧州が2004年以降厳しい品質基準を導入する中で、大量の在庫と設備能力を抱えた中国が、過去3年複合成長率(CAGR)30%の伸びを見せるインド市場にその製品を投入したことが、市場を動揺させている。 インドのスプリット・エアコン市場は取り分け過去3年間に年率45%の成長を遂げた。中国製エアコンの80%近くは1トン・クラスのスプリット・カテゴリーに属している。インドのエアコン・プレヤーは、中国からこの種のエアコンを直接輸入することにより、9~10%の値下げを実現した。 インド市場におけるスプリット:ウィンドーの比率は58:42だが、Onidaブランドを手掛けるMirc ElectronicのVivek Sharma副社長によると、同社に関しては75:25の比率と言う。スプリット・カテゴリーにおけるOnidaの急浮上の背後に中国ファクターが存在することが同数字からも窺える。 またスプリット・エアコンのメイン市場は南部と西部で、両地は気温の変動が激しく、1トン未満のエアコンがマッチしている。伝統的に両地を地盤にするOnida、Godrej、Videoconがシェアを拡大した背景にも中国ファクターが存在することが容易に想像される。 一方、インド政府はエアコン・メーカーに今年9月までに『星印等級計画(star rating program)』に基づくスター表示を義務づけた。LG幹部によると、エアコン価格にも等級計画の影響が生じる見通しだ。 2006年のエアコン販売は160万ユニット、2700クロー(US$6.59億)を記録、2007年のそれは190万ユニット、3600クロー(US$8.78億)に達するものと予想されている。