2007-06-29 ◆インドの鉄鋼生産過去3年間に僅か28%増加 【ニューデリー】インドの公共民間部門主要鉄鋼メーカーによる販売可能な鉄鋼製品(saleable steel)の生産量は2003-04年の2500万トンから2006-07年の3200万トンに700万トン増加したが、増加率は3年間で28%ほどにとどまった。 インディアン・エクスプレスが7月28日報じたところによると、対照的に中国の2006年の鉄鋼生産は2年で46%、1億3000万トン増加し、4億1000万トンに達した。 鉄鋼産業の設備拡張の遅れは、建設部門等、国内需要の増加と相俟って鉄鋼製品価格の大幅な上昇を生じさせた。 独立の鉄鋼アナリスト、AS Firoz氏によると、国内鉄鋼業界の主要な拡張計画の中で同期間に稼働したものは皆無で、生産量の増加は効率向上によって実現された。目立った生産の拡大は新プラントが稼働するまで望めない。 公共部門のSteel Authority of India Ltd(SAIL)とRashtriya Ispat Nigam Ltd(RINL)の成長は民間部門鉄鋼会社のそれに及ばなかった。また民間部門最大のTata Steel Ltd(TSL)の過去3年間の成長率も僅か20%にとどまり、IspatとJindalの各65%の伸びに及ばなかった。 過去3年間にインドの鉄鋼輸出は532万トンから509万トンに下降したが、これは主に国内需要の拡大に伴うもの。同期間に鉄鋼製品輸入は175万トンから493万トンに拡大した。 それに引き替え中国の鉄鋼製品輸出は2004年の1423万トンから2006年の5000万トンに拡大、輸入は2004年の2930万トンから1860万トンに縮小した。