2007-07-18 ◆鉱山開発申請停頓でメガ鉄鋼事業に陰影 【ムンバイ】Tata SteelやArcelorMittal等、内外の総合鉄鋼会社がここ2年ほどの間に相次ぎ数十億米ドルの新規鉄鋼プロジェクトを発表したが、鉱業省のウェブサイトに掲載されたリスト(6月22日に更新)には、韓国のPoscoを除きこれらの企業が提出したはずの鉄鉱山開発申請が含まれていない。 エコノミック・タイムズが7月14日伝えたところによると、これらの鉄鋼プロジェクトの成否は鉱業リース権を取得できるか否かにかかっている。このため業界観測筋は、発表されて2~3年を経たこれらのプロジェクトのどれ1つ離陸していないのも驚くには当たらないとしている。 例えばTata Steel Ltd(TSL)の場合、2004年に申請したアンドラプラデシュ州におけるチタン鉄鉱(ilmenite)/ルチル(rutile金紅石)/マンガン鉱の鉱業申請は、鉱業省のリストに含まれているが、ジャールカンド州/オリッサ州/チャッティースガル州における申請は見あたらない。TSLはこの点に関してコメントを控えている。恐らくこれら3州における同社の申請は依然として州レベルの審査段階にとどまっているものと見られる。 消息筋によると、一般にこの種の申請は先ず県当局に提出され、県及び州政府の審査を経た後、鉱業省に回され、中央政府の審査を通過したなら、再度州政府に戻される。 したがってオリッサ州政府の認可を得たPoscoの申請は、鉱業省のリストに含まれている。Poscoのオリッサ州における6000haに及ぶ地域の探査ライセンス申請は鉱業省の審査段階にある。 地元の総合鉄鋼メーカーのものとしては、JSW Steelのジャールカンド州における探査申請が唯一、鉱業省のリストに含まれており、1万3000haの地域をカバーする同申請も鉱業省の審査を受けている。 企業は先ず探査ライセンスを申請し、鉱床の存在する場所が確認されたなら、鉱業リース権を申請することになる。 興味深いことに、Essar Steel Ltd(ESL)は今年初チャッティースガル州政府からBailadilaにおける探査ライセンス申請を認可されたが、鉱業省のリストには含まれていない。ESLスポークスマンはこの点に関して、政府の問題に関してコメントすることはできないと語った。 ArcelorMittalはジャールカンド州におけるメガ鉄鋼プロジェクトを実行するためChiria鉱山の6億トンの鉄鉱石資源へのアクセス権を要求したが、同問題には何ら進捗が見られず、同社は今年に入ってオリッサ州において同様のプロジェクトを手掛ける計画を明らかにした。 地元鉄鋼メーカーは、韓国メーカーが特別待遇を受けていると非難するが、鉱業省のリストはこうした非難の正当性を裏付けた形になっている。