2007-10-26 ◆多国籍ソフト企業、インドのホステッド市場に注目 【コルカタ】年商56億米ドルのSymantecや同15億米ドルのBusiness Objects等、大手多国籍ソフトウェア企業が、インドの『ホステッド・ソフトウェア・サービス(hosted-software service)』市場に注目している。 インディアン・エクスプレスが10月25日伝えたところによると、『SaaS(software as a service)』とも称されるホステッド・ソフトウェア・サービスはインドではまだ離陸するに至っていないが、2、3年内にソフトウェア企業の有力な代替セールス・チャンネルになる見通しだ。 ホステッド・モデルの下、ソフトウェア企業は傘下のデータ・センターを通じ、それ自身のソフトウェアのホストを務める。法人ユーザーは、ソフトウェアを所有したり、そのライセンスを取得するのではなく、それぞれのニーズに応じてソフトウェアを使用し、使用料を支払う。 米国拠点のセキュリティー/アンチ・ビールス・メジャー、SymantecのVishal Dhupar重役(インド&SAARC担当MD)によると、同社は本国で既にホステッド・サービス・ビジネスを開始しており、インドではオンライン・バックアップ・ビジネスに注目していると言う。 パリとサンノゼを拠点にするビジネス・インテリジェンス・ソフトウェア大手、Business Objectsも、カルナタカ州Bangaloreに研究センターを設け、インドのホステッド・サービス市場開拓の機会を探っている。 法人ソフトウェア大手SAPやOracleは、既に一部のソフトウェアを、ホステッド方式により提供している。 Oracleはマハラシュトラ州Pune拠点のZensarと手を結び、『ホステッドOracle ERPソフトウェア』や『CRMオンデマンド』を提供している。 年商94億ユーロのSAPもオンデマンド方式によりカスタマー・リレーションシップ・マネージメント・スイートを顧客にオファーしている。同社は2008年までに中小企業向けオンデマンド・スイート『Business byDesign』をインド市場に投入する計画だ。 Business ObjectsのKeith Budge副社長兼GM(アジア太平洋地域及び日本市場担当)によると、同社は来年初までにホステッド市場開拓のロードマップを準備すると言う。 情報技術(IT)市場調査会社IDCのPraveen Sengar氏は、インドのホステッド・ソフトウェア・サービス市場が1年半から2年内に成長を遂げるものと予想する。それによると、SAP、Oracle、Microsoft等のベンダーは、より多くのパートナーと手を組み、ホステッド方式を通じて幅広いソフトウェア・アプリケーションを、よりスケーラブルに提供するものと見られると言う。