2007-11-14 ◆9月の工業生産指数の伸び6.4%に鈍化 【ニューデリー】製造業、取り分け耐久消費財部門の不振に祟られ、2007年9月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)伸び率は6.4%と、昨年同月の12%を大きく下回り、過去11ヶ月来の最低をマークした。 デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが11月13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し伝えたところによると、製造業の9月の成長率は昨年同月の12.7%から6.6%に大幅に鈍化した。最悪のパフォーマンスを示したのは耐久消費財部門で7.6%のマイナス成長を記録。また電力部門は4.5%(11.3%)、鉱業部門は6%(4.3%)と、鉱業のみが昨年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を上回った。 用途に基づく分類(use-based classification)によれば、今年9月には消費財部門が-0.6%(12.1%)、耐久消費財部門が-7.6%(11.73%)、非耐久消費財部門が2.2%(12.2%)、資本財部門が18.6%(9.5%)、中間財部門が9.3%(13.8%)、基本財部門が6.7%(11.5%)と、資本財部門以外は何れも、昨年同期の伸びを下回った。 この結果、上半期のIIP伸び率も昨年同期の11.1%から9.2%に鈍化、部門別では、製造業部門9.7%(12.3%)、電力部門7.7%(6.6%)、鉱業部門5.3%(3.1%)と、電力/鉱業両部門の伸びが昨年同期を上回ったものの、IIPの80%近い比重を占める製造部門の成長は鈍化した。 今年上半期には消費財部門が5.3%(11.5%)、耐久消費財部門が-3.2%(15.2%)、非耐久消費財部門が8.4%(10.2%)、中間財部門が9.5%(10.9%)、資本財部門が19.6%(17.5%)と、軒並み昨年同期の伸びを下回った。 しかしP Chidambaram蔵相は、「1ヶ月のデータだけで如何なる結論も導くことはできない」、「私の観測では2007-08年通年では工業部門もサービス部門も10%近い成長を遂げ、したがって国内経済の83%が9~10%の成長を実現できると思う」とコメントした。 業界の観測もまちまちで、CSOが発表した耐久消費財部門の成長率は決して耐久消費財部門の現状を正確に反映していないとする向きもある。