2007-12-03 ◆政府経済閣僚委、貨物専用鉄道計画を原則認可 【ニューデリー】経済問題閣僚委員会(CCEA:Cabinet Committee on Economic Affairs)は27日、鉄道省の旗艦プロジェクト、『貨物専用鉄道(dedicated rail freight corridor)』計画の東部路線及び西部路線を原則的に承認した。 エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが11月27/28日報じたところによると、Palaniappan Chidambaram蔵相はこの日記者会見し、以上の消息を語った。 デリー近郊Dadriとマハラシュトラ州ジャワハルラル・ネール港(JNPT:Jawaharlal Nehru Port Trust)を結ぶ全長1483キロの西部路線のコストは1万6580クロー(US$41.69億)、パンジャブ州Ludhianaからビハール州Sonnagarを経て西ベンガル州Kolkataに至る全長1280キロの東部路線のコストは1万1450クロー(US$28.79億)。両路線を合わせた総延長は2743キロで、黄金の四辺形(Golden Quadrilateral)幹線道路に平行して建設される。 鉄道省は両路線を5年間で完成させる目標を掲げているが、近くて遠い(too near and yet too far)目標と言える。多くの不確定要因が存在し、実際に着工するにはこれらのグレー・ゾーンを明確にする必要がある。原則的承認とはそう言う意味と言う。 先ず用地の確保だが、実際の収用作業はまだ始まっていない。西部路線だけで5270haの土地を確保する必要があり、東部路線については3563haが必要とされる。 新設された特殊目的会社(SPV:special purpose vehicle)Dedicated Freight Corridor India Ltd (DFCIL)が作成した報告書は、両路線には3500カ所に新たに高架橋を設ける必要があり、少なからぬ既存高架橋の高さも足りないと指摘している。鉄道省はこれだけで、その計画に大幅な見直しを加え、青写真を作成し直す必要がある。 鉄道省はこうしたグレー・エリアを1つ1つ点検し、原案に見直しを加える必要があるため、政府に先ず原則認可を求めたとされる。 こうしたことから原則認可が得られたにも関わらず、鉄道省の空気は沈滞しており、何時建設工事がスタートするのかと言う質問に、鉄道局(Railway Board)幹部は何れもコメントを控えた。消息筋によれば、膨大な仕事量が予想されることから、鉄道省が工事に着手し、完成するまでには10年を要する見通しで、DFCIL報告書もそのことを示唆していると言う。 東西両路線にDelhi-Chennai間とChennai-Kolkata間の路線を加えると、貨物専用鉄道プロジェクトの総コストは6万クロー(US$150.87億)にのぼる。