1995-11-23 ◆<馬>JB優良オフィスの資産価値、KLを凌駕 【シンガポール】ジョホール・バル(JB)中央市街の優良オフィス・スペースの資産価値はクアラルンプル(KL)の同レベルのオフィス・スペースを上回っている。 業界筋によると、例えば今月売り出されたムナラ・ランドマーク・オフィス・タワーの価格は平方フィート当たり588~733Mドルで、KLの優良オフィスの平均価格550Mドルを上回っている。加えて向こう2年間には1000万平方フィート以上の優良オフィス・スペースが新規供給され、内入居者を得られるのは半分のみと見られることから、KLのオフィス価格は更に下降するものと予想される。これに引き替えJBでは向こう2年間の新規供給量は40万平方フィート(約ビル2棟分)にとどまるため、更に値上がりが予想される。JBの既存スペースは80万平方フィートで、その市価は4億Mドル前後と見積もられる。 しかしこうした高水準な資産価値が長期的に維持されるか否かについては疑問を呈する向きもある。JB中央市街のオフィス賃貸料は決して資産価値とともに上昇していない。現在JBオフィスの平方フィート当たり賃貸料は3~4Mドルで、オフィス・ビルの投資収益率は6~8%と、KLにおける10%前後に及ばない。これはJB中央市街地周辺には160万平方フィートのオフィス・スペースが存在し、もし中央市街の賃貸料が急騰すれば、テナントは郊外に移転するためと見られる。またJBオフィス不動産の最近の急騰にはシンガポール投資家の強い関心も反映されていると言う。(BT:11/22)