2007-12-24 ◆三菱商事、グジャラート州営肥料会社と合弁覚書 【アーマダバード】Gujarat State Fertilizers and Chemicals (GSFC)は21日、Mitsubishi Corporation India (MCI)と合弁覚書を交換した。 エコノミック・タイムズが12月22日、GSFCのステートメントを引用し報じたところによると、覚書は相互協力を目指したもので、ある種の製品の製造・販売領域の合弁の機会を探る。MCIはGSFCの既存ビジネスの拡張、新領域の開拓、既存設備の拡張に必要なノーハウと情報を提供する。また新規プロジェクトを共同で手掛ける。 GSFCのPK Taneja重役(MD)は、先頃グジャラート州のNarendra Modi首席大臣に随行し日本を訪問、三菱商事トップと会談した。これ以前に報じられたところでは、三菱商事はGSFCがVadodaraに設けた第1カプロラクタム工場のデボトルネッキングを支援する。 Taneja氏によると、カプロラクタムはナイロンの主要原料。ナイロンは他の素材との競争に直面しているが、GSFCは、市場潜在性の大きいエンジニアリング・グレードのナイロンに照準を合わせる。GSFCは三菱商事と情報交換を行っており、下流部門の新領域における協力の機会を探る。同氏は協定守秘義務に反する恐れが有るとし、それ以上の詳細を明らかにすることを控えた。しかし同氏は両社が新規プロジェクトを手掛ける可能性を否定しなかった。 GFSCは、三菱と宇部興産の提携からも恩恵を受けられるものと見られる。今年8月、三菱商事と宇部興産の合同チームがGFSCを訪れた。宇部興産もカプロラクタム・ビジネスに関係している。Taneja氏は、「三菱商事と宇部興産の協力関係は今回の協定締結者に恩恵を及ぼす」と指摘した。 ちなみにこれ以前にGujarat Alkalies and Chemicals (GACL)は、Dow Chemicalsと、付加価値製品領域における新たな機会を共同で探る提携を結んでいる。