2008-01-21 ◆中印国境水力発電事業への中国企業の参画を許可 【ムンバイ】中央政府は政治的・社会的に敏感な地域における水力発電プロジェクトへの外国企業の参加を促進するよう電力省に指示した。これにより中印国境付近の州における水力発電プロジェクトが加速される見通しだ。 インディアン・エクスプレスが1月15日報じたところによると、中央政府の以上の方針により中印国境地帯で計画されている水力発電プロジェクトの国際競争入札に多くの中国企業が参加するものと予想される。Manmohan Singh首相は今回の訪中期間に「中国投資家はインドにおけるビジネスに参画する機会を認められる」と保証、シン首相と温家宝首相の国境を跨ぐ協力に関する協議も進捗を見た。 とは言え、電力省は内務省と共同でこの種の敏感な地域における潜入(infiltration)や侵犯(insurgency)問題を検討するものと見られる。消息筋によると、電力省は先ず、ウタラカンド州のKotli Behl 1A/1BおよびKotli Behl-II水力発電プロジェクトの入札問題を内務省と協議する見通しだ。電力省はこれ以前にこれらのプロジェクトへの中国企業の参加を認めるか否かに関して内務省の意見を求めた経緯がある。 電力省は内務省や外務省との協力の下に、敏感な地域における水力発電プロジェクトへの外国企業の参加ガイドラインを作成、閣議の承認を求める見通しだ。内務省はこれを受けて、作業委員会に外国直接投資ガイドラインに関する報告書の作成を加速するよう指示するものと見られる。電力省は水力発電能力を5万MW拡張することを目指している。