2008-01-21 ◆スーパーバイクVSエントリーバイク 【ニューデリー】インド二輪車市場の成長鈍化が顕在化する中、プレミアム・バイク市場の潜在性に注目、スーパー・バイクを投入するものがある反面、成熟しきった感のある100ccセグメントに新規参入を目指すものや、同セグメントのシェア拡大を図るプレーヤーも存在する。 インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが1月14/16日伝えたところによると、インドでは200cc以上の排気量を有するものを一般にビッグ・バイクと呼んでいるが、あるものは600cc以上のセグメントをビッグと見なしている。インドのモーターバイク市場市場規模は年間800万台とされるが、150cc以上のバイクはその10%を占めるに過ぎない。しかし、経済成長と消費者の購買力向上にともない今後急速に成長するものと予想されている。 こうした中でYamaha Motor Indiaはフラッグシップのビッグ・バイク、YZF-R1(1000cc)とTorque Sports MT01 (1670cc)を既にインド市場に投入している。価格は105万ルピー(US$2万6616)。Hero Hondaは目下のところ220ccのKarizmaのみを販売しており、価格は7万4000ルピー(US$1881)。Bajaj Autoは川崎と提携、後者のNinja 250/Sports Roadster ER6n/Ninja ZX6R/Z1000 Vulcan Cruiser等をインド市場に紹介する計画だ。 消費者の購買力向上に伴い、よりハイパワーなエグゼクティブ・バイクやプレミアム・バイクに関心がシフトする中、低価格で利鞘も薄い100ccクラスのエントリー・レベル・バイクは、メーカーにとっても主流ではなくなっているが、TVS MotorsのR Chandramouli上級副社長は、「3万2000~3万8000ルピーの価格帯のエントリー・レベル・バイクの市場シェアは30%で、とりわけBおよびCクラス・タウンに膨大な需要が存在する」と指摘する。しかし4万ルピー以上の100ccバイクは、よりハイパワーなバイクに、その地位を奪われ、2年内に淘汰される運命にあると言う。同社は今会計年度内にStar Sportと称するエントリー・レベル・バイクを発売する計画だ。100ccのStar Sportは、既存TVS Starモデルの新バージョン。同社は現在月間約4万5000台のTVS Starを販売しており、同ブランドは同社のモーターバイク販売全体の75%を占めている。 Honda Motorcycle & Scooter India Ltd (HMSI)も向こう2年間に100ccモーターバイク・モデルを発売する可能性を検討している。HMSIのNK Rattan営業主任によると、スタイルやルックスよりも価格が重視されるセミ・アーバンや農村地区では、向こう数年引き続き100ccバイクの好需要が見込めると言う。現在125ccのHonda Shineと150ccのHonda Uniconを販売しているHMSIにとっては、初のエントリー・セグメント進出になる。