2008-02-25 ◆小売りブランド『Wal-Mart』の使用断念 【ニューデリー】グローバル小売りジャイアンツWal-Martとその地元パートナーBharti Enterprisesは、インドにおけるフロント・エンド小売りチェーンのブランドとして『Wal-Mart』を用いることを断念したようだ。 ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが2月21日報じたところによると、地元パートナーBharti EnterprisesのRajan Bharti Mittal重役(JMD)とともに20日共同記者会見したWal-MartのMichael T Duke副会長は、同社の900億米ドル以上の海外(米国外)売上げのうち、Wal-Martブランドを用いているのは全体の25%に過ぎず、52以上のローカル・ブランドが残りの4分の3の売上げを占めているとし、Wal-Martブランドを用いることに拘泥しない考えを明らかにした。 インド政府はキャッシュ&キャリー卸売りビジネスには外資の100%出資を、単一品目小売りビジネスには同51%の出資を、それぞれ認めているが、複数の品目を手がける小売りビジネスには外資の参入を認めていない。しかし地元企業がフランチャイズ方式によりチェーン店の名称として外国ブランドを用いることは認めている。 Mittal氏によると、出店数や手がける品目等、計画の詳細は、4月までに発表する。目下、計画の最終段階の詰めを進めており、小売りビジネスとキャッシュ&キャリー卸売りビジネスに用いるブランド名もその際発表すると言う。 とは言え小売りビジネスはBharti Retailブランド名を用い8月に、卸売りビジネスはWal-Martを用い12月に、それぞれ営業を開始する可能性が大きいと見られている。最初のキャッシュ&キャリー店はチャンディガルに設けられる見通しで、2015年までに10~15店を展開する計画と言う。 業界筋によると、Reliance Retailがウッタルプラデシュ州において地元小売り業界の反対に遭い営業停止に追い込まれたことも、Bharti/Wal-Martチームにブランド戦略の見直しを強いたものと見られる。 Duke氏によると、Wal-Martは指導的な地元情報技術(IT)企業の支援も得て、人員の補充を進めていると言う。